NHKで秩父市浦山大日堂の獅子舞を放映していたので、出かけてみた。浦山渓谷は、紅葉にはまだ少し間がありそうだ。浦山大橋には、橋の欄干から糸を垂れる太公望が数人いた。
例によって遅い出発。報道されたことで人出を予想していたが、浦山川右岸を整地して作られた河原の駐車場はほぼ満車だった。河原では、四角く囲ったしめ縄の中に筒を立て祝いの花火を上げていた。深まりつつ秋空をバックに渓谷に祝砲が谺していた。
以前は、綿菓子やお面、焼きそばやおもちゃ等々の屋台が軒を並べる盛況さがあったが、今年はその姿はなく、地元に方々によるおでんやうどんの売店が出ているだけになってしまっていた。時の流れと言うべきか。
しかし、獅子舞をする人たちは確実に世代交代していた。〝おーくーやーまの・・・・〟謡い手の方々も獅子を舞う方々も見るからに若い人たちに変わりつつあった。県の文化財でもある獅子舞。末永く舞い続けられることを願う。
獅子六頭が揃い、刀をくわえての舞は力強い。舞い手はさぞかし疲れるだろう。頭をかぶり、太鼓を打ち、刀をくわえて顔を覆う布の奥から見づらい状態で大きく舞うのだから。
祈願する人たちの、願いが叶うよう懸命に舞う姿。舞が終わるごとに周囲から労いの拍手が起こるのは当然とうなづける。
県道上名栗線が金倉地区を迂回するトンネルができるまでの本道だった幅の狭い道を、家並みと石垣が山間の寄り添っての生活感を醸していた。家々の軒先や敷地の中には丹精した植木や樹木があり、石垣には今が盛りとミセバヤがきれいに咲いていた。
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